よく芸能人の方がパニック障害であることを明かして
絶対に治して戻ってきますと宣言される方がいます。
もちろん、私だって、鼻息荒く絶対に治したいと思いました。
そして、躍起になりました。
不安を抑えつけてやろうと。
心を強くしたいと。
どんなことがあってもブレない心を作ろうと。
だから、しっかり勉強して治す方法を見つけようと。
必死ですよね。
肩が凝りそうな感じがしませんか?
息が詰まりそうな感じがしませんか?
結論から申し上げると、不安は抑えようとすると
もっと強い不安になって、自分を追いかけてきます。
そこに執着すればするほど、強くなる性質があります。
どうにか抑えようとすると、漏れ出してくるのです。
だから、不安な気持ちを感じているんだなぁとまずは認めましょう。
抑えようと躍起になっている自分がいるんだなぁと認めましょう。
どんな身体症状を感じているかを理解して、余裕があれば言葉にしてみましょう。
これをしたところで何か得られるのですか?と問われると思います。
これをしたところで、直ぐに不安が解消される訳ではありません。
ただ何を考え、どんな風に感じているのか
とりあえず、自分の感覚に耳を澄ませてみて下さい。
パニック障害を生み出した背景に、必ず自分の歪んだ思考の癖があります。
それも年季が入ったものです。
年季が入っている分、数日や数か月で治る病気ではないことはお分かりですよね?
肩の力を抜いて、ゆったりとした気持ちで向き合いましょう。
ここで、イラっとされた方、それも分かります。
そんな悠長なこと言ってられないって!
でも、どんな病気も改善の道は緩やかです。